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子供の可能性を広げるための言葉がけ

オクタカアキ

こんにちは!子育て中のパパである私も本などを読みながら、言葉をかける大切さを学んでいる最中です。言葉を適切にかけることが子供の可能性を広げる力をどのようにつけるのか。その失敗談と共に、実際に自分の子供たちへの言葉がけの経験を通じて見つけたポイントやアプローチ方法を共有します。これらの言葉がけで、子供たちが自己肯定感を育て、自分の可能性を最大限に広げる一助になれば嬉しいです。


子どもの個々の成長に合わせた適切な言葉がけのアプローチ


子どもたちはそれぞれ自分自身のペースで成長します。私の子供たちも同じで、それぞれが異なる時期に新しいことに挑戦したり、新しい能力を発見したりしています。そんな中、私が学んだことは、彼らが自分自身の可能性を最大限に広げるためには、その成長と変化に対応した適切な言葉がけが必要だということです。


 これは友人に聞いた、息子さんとのエピソードです。実はその息子さんは、言葉に非常に敏感な子供だったそうです。彼は4歳の時、サッカーに興味を示し始めました。サッカーがやりたいと行って、初めてサッカーに挑戦した時です。彼はボールを蹴るのを何度も試みましたが、なかなか思うようにボールが飛びません。見守っていた友人が彼の顔を見ると、息子さんの失望と挫折が見て取れたそうです。でも、初めての体験です。無理もありません。


 しかし、ここで私の友人が大切だと思ったのは、どうやってうまく蹴るかを教えるのではなく、彼の挫折をどう助けるか、どう言葉を選んで接するかでした。息子の取り組みを否定するような言葉ではなく、これから同じように訪れる様々な困難を1つ1つ乗り越えられると信じられるような、前向きな言葉を伝えることが大切だと思いました。


 友人は息子さんのそばに座り、「最初から上手にできる人なんていないんだよ。でも、君は勇気を持ってボールを蹴ろうとした。それは本当にすごいことだよ。」と言いました。その言葉がけは、息子さんの取り組みを肯定し、自分自身を信じる手助けになると考えたために発したものでした。


 その結果、息子さんは次の日もサッカーの練習に挑みました。何度もボールを蹴り、少しずつ上達していきました。今思えば、そのときの言葉がけが、息子さんの自己肯定感を育て、自信を持つきっかけになったと思います。その話を聞いて、言葉がけが与えた影響を見ることができ、子どもたちに対する言葉がけの力を感じることができました。


 また、私は言葉がけの中でも、特に重要なのはそのタイミングであると考えています。子供たちは、何か新しいことに挑戦する時、特に脆く、敏感になります。その時に、親としては、子供たちが自信を持って挑戦できるように、また、失敗しても次につながる経験として捉えられるように、適切な言葉を選び、そのタイミングを見極めることが大切ではないでしょうか。






言葉がけを通じて子どもの自己肯定感を育む


 言葉がけの一つ一つが、子どもたちの自己肯定感を育てるための重要な要素です。特に、「あなたは大切」「あなたはできる」「あなたは良い子」といった肯定的なメッセージを伝えることで、子どもたちは自分自身を好きになり、自分を信じる力を育てることができます。


 しかし、ただ肯定的な言葉を連ねるだけでは不十分で、その背後にある感情や誠実さが子供たちに伝わることが大切です。私自身、子供たちに「よくやったね」と言うだけではなく、その努力や達成を具体的に説明することを心掛けています。「絵を描くのが上手になったね、色の使い方がすごく面白いよ」と言うことで、子供たちは自分の努力が認められ、理解されていると感じます。


 また、言葉がけは子供の行動や選択を尊重するための手段でもあります。「自分で決めてみよう」と言うことで、子供たちは自己効力感を育み、自分で考え、決定する能力を養うことができます。


 しかし、重要なのは全てがうまくいくわけではないということを理解することです。私自身も多くの失敗を経験し


ました。でも、その度に私は「失敗は成功のもと」と教え、失敗から学び、次に活かすことの大切さを伝えることを心掛けています。


 子どもたちが自己肯定感を育むためには、我々大人が正しい言葉を選び、それをどのように伝えるかが重要です。それは子どもたちの成長を支え、彼らが自分の可能性を最大限に広げる力となると考えています。



 
 
 

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